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TAVANNES タバン 900彫金銀無垢 カバーケース付

メーカー:TAVANNES
1925年? スイス製 15石
0.900 銀無垢 彫金
オープンケース
リューズ捲き リューズ引き時合わせ
表・中・裏蓋蝶番式



 タバン社の15石900銀無垢オープンケース懐中です。製造年は不明ですが、リューズセット仕様や、日本人好みの凝った外装が採用されていること、アラビア数字表示、かなり小型化されている事などから1925年以後?(時計史年表:大正14年)のものかと思います(あくまで推測・もっと古いかな?)。

 このタバンですが当HPでは今まで5つほど取り上げていて、これが6つ目になります。レバーセット、ダボ押し、象嵌ケース、商館時計風などいろいろありましたが、今回のは裏蓋に和風花柄の彫金が施されています。

 また普段使い用のものとして、カバーケースが付いています。時計本体が痛まないように、サイズに合わせてちゃんとリューズ操作も出来る様になっています。


■ 外観 ■

カバーに包まれたタバン。視認性も良好です。

リューズ操作可能。裏面は若干キズがありますね。

蝶番式で時計を取り出します。

扱いやすいケースです。

ケース製造会社のペーパーが残っています。日本製。16サイズ用。

ケース裏側には緩衝・清掃用のフェルト?ビロード風?仕上になっています。

正面。アラビア数字の普及品タバンです。

裏蓋の彫金。渋い和柄花模様です。

全面煌びやかな彫金もいいですが、空間の一部を慎ましく飾る模様は
いかにも日本人好みの装飾(大きい花の中心に欠けがありちょっと残念)。

裏蓋別角度。丸みをうまく利用した柄です。

古美術品の掛け軸の様な印象です。

裏蓋オープン。

タバンといったら愛嬌たっぷりの「犬印」!

中蓋にしっかりシュオーブ社のメダル標示。

中蓋オープン。

 機械全景。15石の小型の機械です。年代が新しくなってくると表面の装飾もシンプルになってきますね。そして撮影の腕が鈍っているのかブレのボケです。すみませんです。 

別角度ではこんな感じ。眩しいです。

中蓋の内側。シンプルです。

TAVANNES社の表示。

ケースの縁に銀マーク。

 洗浄・組立 ■

本体のガラスが外れていました。

樹脂で接着。

分解前の汚れ具合。


ケースもかなりのくすみ具合。銀ケースなのでこれはこれで渋い。

カバーケースに残ったシール跡。

磨いてなんとかここままでに。滑らかは表面です。

分解中。

洗浄中

輪列部分のみ装飾処理されています。

香箱と2・3・4番車を設置。

香箱押さえを取付け。

角穴・丸穴車取付け。

2番車穴にかなりの錆が。

輪列の肝部分なので丁寧に。

2・3・4番車とガンギ車押さえを取付け。


ザラ回り確認。歯車に歪みがあって最初はロスがありましたが、修正後は快調に!

アンクル部品を、

取付け!

プレート部のテンプ伏石を、

取付け!

テンプ部品を、

組立て!

テンプ取付け。元気に動き出しました!

文字盤裏の各部品を設置

文字盤取付け。

ケースに入れて完成です。

 小型のオーソドックスなタバンですが、ケースの装飾が秀逸なのと、カバーケースも付いて付加価値がグンと上がっています。店主的にも大好きな懐中です。

■ サイズ・重量 ■

巾 47.52 o

重さ 50.7 g

(2012.H24.8.10)


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