■  GRUEN VERITHIN ■

メーカー:グリュエン
アメリカ 1910年以降?
17石 14金無垢ケース
リューズ巻上 リューズ引き時合わせ


グリュエンのベリシン懐中です。
その名の通り薄目に作られています。
14金の深い輝きを持つケースです。

裏蓋の刻印。

中蓋にも刻印があります。

ムーブメントは機能的な美しさを持っています。

アンクルとハの字型の押さえ。

巻き上げヒゲチラネジ付きバイメタル切りテンプ。
微調整装置付き。

各部品の1つ1つが丁寧に作られています。

分解完了。

洗浄中。

香箱と各輪列の仮置き。

アームを乗せていきます。

各穴車・丸穴車を設置。

文字版側の時合せ装置を取り付け。

輪列の動きを確認後アンクルを取付。

テンプを取付ます。

非常になめらかな動きを見せるGRUENのテンプ。


社名とタイプの刻印。

シリアルの刻印。

グリュエンのベリシン14金懐中です。

グリュエンはアメリカの会社で生産はドイツやスイスで行っていたそうなのですが、
機械にはテンプ横に「SUISSE」と刻印されています。「SUISSE」って?謎。
国名のスイスなら「SWISS」ですよね。他にこの部分に言及した資料や
画像が見あたらなかったので何とも言えません…。当時はスイス製の事をこう
表したのでしょうか。年代も詳しくは不明ですが「GRUEN」と標記しはじめたのが
1910年からとなっていましたのでそれ以降ではないかと思います。

機械をいじってみて、思ったより素晴らしい作りをしていたのに驚きました。
その名の通り薄目にデザインされているムーブメントは、テンプを中心に波紋が
拡がっている様な美しさがあり、また各アームの形状や配置から見た目が
滑らかで洗練された印象を受け、さらにその思いこみ(?)のためか稼働状態も
なめらか〜な感触を受けます。絶対的価値というよりも個人的にツボにはまった
という感じですが、もっと評価されてもおかしくないものだと思います。

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