■ Elgin watchpaper

メーカー:エルジン
アメリカ 1907年
15石 14KGP ハンターケース
リューズ巻上 リューズ時合せ
ウオッチペーパー付属


エルジン のハンター懐中です。文字盤はシンプルなローマ字
標記です。その外側には赤く分数字が表示されています。

この時計には裏蓋にオリジナルのウオッチペーパーが
残っています。


ウオッチペーパーとはケース制作会社が自社の製品である事を保証する為にシリアルナンバーを判印して
時計各個に添付した紙の事です。通常は使用する際に捨てられていましたので、現在残っているものは
貴重な資料になります。販売・修理の履歴が記されたものもあるそうです。これは経年のためナンバーが
かなり薄くなっていますが「305226」とあります。

初めは金無垢ケースかなと思ったのですが、このペーパーには
「made from two plates of 14KG over fine hard metal(ハードメタル上に14金のプレート)」
とありますので、無垢ではないようです(あってるかな?)。単なるメッキとも違うようで、この仕様の
ケースは単に「14K・GF(ゴールドフィルド)」と呼ばれる事もあります。いわゆる金着せ?


シリアルのアップ。横線のために最後の「6」が「5」に
見えますが、ルーペではちゃんと読めます。

表蓋の裏。確かに「305226」とあります

裏蓋の裏。同じく「305226」

中蓋の裏にのみ「14K」の表示が。

クラシックな文字盤。ローマ字標記は好きです。。

ムーブにはオイルがベッタリでした。きれいに洗浄します。

キチ車・ツヅミ車のパーツ。

このタイプは高さがズレやすいのか、巻上げの時
空回りする物がたまにあります。

香箱・丸穴車・角穴車と押さえを設置。

各輪列を配置。大変綺麗な機械です。

アンクルを取付。

テンプ押さえ裏側に共通のナンバー刻印。

オーソドックスな15石の機械ですが、各部品が重厚でとても美しいです。
効率追求・安価重視な現行品にはない圧倒的な存在感があります。

ケース表。イニシャルの刻印あり。

ペーパーが残っているだけあってケースの状態も良好です。

ケース裏。

湖畔?浜辺?のの風景が彫られています。



1907年製(明治40年)ですのでちょうど丸100年前の懐中です。ペーパー付きというのが大きな特徴ですが、
ケースの状態が非常に良好です。表面のローズゴールドの輝きはとても深みがあります。


中蓋の裏にのみ「14K」の表示がありますが、表裏蓋ともに表示が欲しかったところです。
また「GP」や「GF」の表示が無いのでこれだけ見ると「金無垢」だと思ってしまいますね。



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