■ メーカー不明 JUNK

メーカー:不明
仏? 1850前後?
3石 銅 オープンフェイス懐中
鍵巻上 鍵巻時合せ
ジャンク 不動


メーカー不明のジャンク懐中。短針・秒針・風防無し。

文字板はトメ足の表側に欠けがあります。

リューズ部分を押すと裏蓋が開き鍵穴が。

裏蓋の裏。「0.800」「6604」「0」のナンバーとHMが有り。

中蓋「CUIVRE」はメーカー名?。フランス語では銅の意味。

鍵巻きのムーブメント。テンプがグラついています。

風防枠を外してムーブを取り出す。

針を外す。短針の根本輪が残っていました。

文字版を外し、筒車・日ノ裏車も外す。

筒カナを外す。キツイので慎重に…

ポロリと。

ムーブから

テンプ・押さえを外す。シリンダー脱進機です。

高さ調整用の紙片が挟まっていました。ヒゲも歪んでいますね。

テンプ部品を分解。押さえ側は穴石・伏せ石の2石です。

ヒゲ側の真は無事でしたが

逆側の真が折れていました。

ガンギ押さえのネジが頑固に噛みついていて精密ドライバーでは全く動きませんでした。通常のドライバーでは刃先が入りません。そこで

昔もらった maxell の景品ドライバーセットに何故か彫刻刀が入っていましたので
それを使いました。刃先も入り、力も平坦に入ります。慎重に回して…

やっと外れました!サビサビです。

時合せ鍵穴と巻上げ鍵穴のガードを外します。

直接に操作する箇所なので欠品が多い部品です。

角穴車とラッチ部分を外します。

ここまできたら輪列押さえを

外します。

2番車と軸を外す。この部品の摩擦で時合わせを行っています。

香箱・3番車・4番車(秒針車)を外す。

地板メインプレート側のテンプ穴石を外します。

こちら側は穴石だけの1石使いです。他に石は使われていませんので、この時計は3石という事になります。

香箱も見てみます。ベンジンで軽くあらってから軸を取ります。

巻きバネを取り出します。内端は軸に、外端は香箱壁に引っかけてあるだけです。アンティーク時計はやさしく扱いましょう。

かなり古そうなジャンク懐中です。メーカーも製造国もわかりません。
3石しか使われていないのもこのタイプの懐中としては珍しいでしょうか。


ケース素材は刻印を直訳すると銅なのでしょうが
見た感じは普通の銀製という感じがします。

部品取りも兼ねてたまにジャンク時計をバラしてます。
色々な機構を見ることができるので参考になります。




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