■ メーカー不明 JUNK

メーカー:不明
スイス製? 1850以前?
4石 ニッケル?
 オープンフェイス懐中
鍵巻上 鍵巻時合せ
ジャンク 不動


メーカー不明のジャンク懐中。短針折れ・文字版4時欠け。

提げ輪無し。ガラス風防は状態が良いです。

裏蓋は指で押し上げます。

裏蓋の裏。「191」「1」「8」の刻印が有り。

中蓋裏にも同様の刻印。

文字版・筒車・日ノ裏車を外す。

ムーブを取り出す。錆び・埃り・汚れ・古い油の臭いが強いです。シリンダー脱進機。
機械自体は頑丈な作りですが、テンプの上下真とも折れ、ヒゲも乱れています。

針は良い物ですが、短針は完全に折れています。

テンプ押さえ石が割れていました。

ガンギ車の真が外れる様になっています。

3番・4番車を外す。。

筒カナは道具の爪が入りませんでしたので、

2番車側のワッシャの隙間から外します。

ピンを抜いて2番車を外す。

香箱の巻き上げガードを外す。

香箱を外す。

巻き上げバネ(メインスプリング)を取り出します。

地板側のテンプ押さえ石を外す。なんと鉄片がはさまっていました。
テンプ真が折れたか短くなった為の苦肉の策でしょうか?
一瞬「ナルホド」と思いましたが、オイルが流れやすく保油効果は低いと思われます。
一旦オイルが切れると金属同士なので摩耗が進んでしまいます。

鉄片を裏返すとやはり黒い鉄粉が。

ユニットを外します。

かなり古そうなジャンク懐中です。メーカーも製造国もわかりません。



部品取りも兼ねてたまにジャンク時計をバラしてます。
今回の様に先人の工夫を見ることができるので参考になります。


先程の鉄片は表面が粗いものでしたが、今ならチタンかテフロン製のものが
あれば摩擦が少なくてすむかもしれませんね(あくまで応急処置ですが)。


からまったヒゲゼンマイをいじってみる





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