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■ ELGIN オープン懐中

メーカー:エルジン
アメリカ 1935年製
17石 10k RGP オープンフェイス懐中
リューズ巻上 リューズ時合せ


エルジン懐中です。直径49_あります。

視認性に優れた文字盤。レイルロード仕様です。

リューズまわりは衝撃を受けにくい構造です。

表裏蓋はネジコミ式です。ベゼルは指を掛けやすいデザイン。

10K. ROLLED GOLD PLATE
Illinois WATCH CASE CO.
6705501

ELGIN NAT'L WATCH CO. U.S.A.
17 JEWELS

35649389

ケースを外します。

ヘアラインのない綺麗な文字盤です。針座(筒車のワッシャ)があると安心します。

テンプ押えの裏側。シリアルNo.が刻印。

バイメタル チラネジ ブレゲ巻上ヒゲ テンプ。

ダブルローラー仕様です。

アンクルはオーソドックスな形状。。

輪列押えを外す。

香箱を外す。リューズ巻真部分。

カンヌキやバネ部分。

地板側のテンプ押え石。

2番車筒カナ側の石もネジ止めです。

筒カナは単なる筒状ではなく中央がバネ押え式になっています。脱着がしやすいです。

年代が新しいせいか、各部品がしっかりしています。

洗浄中。綺麗な機械でしたが、

それなりに汚れていて鉄粉が出てきました。

各輪列を配置。

ネジもしっかりした作りになっています。滑らかでブレがありません。

各押えを取り付け。ザラ回しをしてみます。

アンクル取付け。

テンプ取付け。すぐに動き出します。この瞬間が好きですね。

ケースも洗浄して機械を入れます。

文字盤と針を取り付け。

ケース脇にNo.が。下3桁は打ち直ししてあるみたいですが
「6705501」と刻印。

ケース側面6時位置にも刻印が。
「 I.W.C. CO. 10K. ROLLED GOLD PLATE 」


エルジンのオープン懐中時計です。

白セト文字盤に黒く大きなアラビア数字とスペード針は視認性に優れています。
リューズ両側にはガードがあり、提げ輪もショックを受けにくいデザインです。
表裏蓋ともネジコミ式で、側面には指を掛けて回しやすい模様が彫られています。

機械はELGINですが、蓋にはIllinois、ケースにはIWCの刻印があります。

1935年製と時代が新しいせいか(それでも昭和10年ですが)、歯車・押さえ・
プレート・ネジなど各部品は丈夫で正確、まさに現代の工業製品という感じです。
特にネジは作業していても滑らかでブレもなくしっかり作られています。
押えなどずっしりと重量感があり1つ1つが金属塊としての存在感に
満ち溢れていて、この様な魅力は懐中時計ならではのものだと思います。

いろいろな懐中をバラしていますと部品から受ける印象も千差万別なのが
面白いです。今回の印象としては19セイコーにも近いものを感じました。

鉄道仕様の懐中は正確で視認性が良く丈夫で取り扱いも容易な事から、
入門用や普段使いにも最適な機械式時計だと思います。


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