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AURORA Watch ハンター ■

メーカー:オーロラ
アメリカ製 1887年
11石 GF? ハンターケース
リューズ捲き 剣引き時合わせ
表中裏蓋蝶番式



 オーロラウオッチ社のハンターケース懐中です。1887年(時計史年表:明治20年)製で120年経っています。オーロラ社 は1884年から製造を始め1892年にハミルトン社に買収されるまでの7年間存在した会社です。古い時期に会社が無くなってしまったため、現存する機種も少ないと思われます。

 この個体は風防割れ・リューズ空回り不動でしたが、部品交換によって復活する事が出来ました(捲き上げでコツンという手応えが残っています)。アメリカ製ですが機械は何となく英国風のテイストが残っている様に感じます。米英折衷の雰囲気を持つ一風変わったクラシックな懐中です。


■外観■

 ハンターケース表蓋。

 イニシャルは空欄です。

 表蓋オープン。ローマ字表示も文字盤。

 蓋には3枚とも DUEBER社 10kGF の錨マーク。

 裏蓋側です。

 イニシャル欄に湖畔図。

 裏蓋オープン。

 中蓋を開けると機械が見えます。


 機械全景。ハーフプレートの段差や標記のレイアウトなどに英国風のデザインを感じます。テンプとアンクルの押さえには凝った装飾彫りがなされ、ネジ留めシャトンの穴石やブルースチールのネジがアクセントになっています。テンプも大変元気良く振れています。 



 マット仕上げのプレートに Aurora Watch Co. 152114 Safty Pinion と標記があります。


■標記■
文字盤 AURORA

ムーブメント Aurora Watch Co.
152114
Safty Pinion

152114

ケース 6175
DUEBER'S PAT'S

 
表蓋 DUEBER
1776175

中蓋 DUEBER
1776175

裏蓋 DUEBER
1776175



分解・洗浄・修理■

 当初の状態。風防とリューズ歯車に不具合を発見。

 風防その他部品を交換します。

 分解。

 洗浄。

 なかなかの汚れっぷりでした。綿棒も動員。

 文字盤の下、右側部分レバーセットの部品の、

■組み立て■

 地板に、

 捲真、香箱、2・3・4・ガンギ車を置きます。

 歯とカナを合わせて直立させておくと、

 1枚プレートでもカナが入りやすくなります。

 先程のレバーセット切り替え部品。

 レバーは2段式になっています。

 アンクル押さえはテンワの下で綺麗に見える用に半円型になっています。

 取り付け。


 テンプ部品を組み立て。

 平ヒゲバイメタル切りテンプチラネジ付。

 テンプ取り付け。元気に動き出しました!

 テンプとアンクルの押さえ装飾が綺麗です。

 日ノ裏車、筒車を置いて

 文字盤取り付け。

 ケースに入れて針取り付け。

 ガラス交換した風防を取り付け。

 AURORA ロゴマーク。

 機械文字盤側 152114。

 ケース脇 6175。

 DUEBER'S PAT'S

普段あまり出回らない?オーロラウオッチですが、英国の面影のある
アメリカ懐中アンティークとして魅力的な一面を持っていると思います。


 直径 41.26 mm。

 重量 60.6 g。



(2008.H20.04.05)


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