TUGARIS

手巻 17J GF10micron
製造年不明

TUGARIS というブランド?メーカー?
風防と文字版の状態が悪いです。

リューズはオリジナルです。

裏蓋ははめこみ式です。

TUGARIS GOLD FILLED.G
10 MICRONS SWISS 01467 7163
何金のGFかはわかりませんが、20ミクロン以下なので
GFより薄目のRGPになるのでしょうか。

内側に「SC」の刻印。

外側はアレですが中身はキレイです。

分解後。

輪列洗浄中。

テンプ拡大。風車の様なアームです。

巻きヒゲは外周が若干ふくらみ気味か。

プレートに刻印が見えますこの大きさでは見えにくいですが…

「EV ETA 2363」とあります。
ETA社のムーブメント?

2番車とガンギ車。2番車は香箱の下に配置されています。2番車の右下あたりに小さい穴がありますが(見にくいですが)、これが3番車の軸受けになっていますが石がありません。その分ガンギ車の地板側に受け石を置いて、17石にしてあります。

香箱、3番車、4番車(秒針)の順に置いて押さえを入れます。

角穴・丸穴車を設置。

裏返して文字版側です。

「PATENTED」の刻印が。その右にあるネジ止めの石は、先程の3番車穴石が無いかわりのガンギ車受け石です。

テンプ受け石を…

取付ます。三角バネは型くずれしにくく入れ易いので好きです。

リューズ、キチ車・ツヅミ車、カンヌキを設置。

日送り装置と日表示版を設置。
リューズで操作を確認します。

輪列動作を確認してアンクルを設置。

テンプ押さえ側の石を…

入れます。三角バネは扱い易いのですが
ちょっと引っかかると飛び易い面もあるので注意です。

テンプを乗せます。

テンプ取付。

筒車を置いて

文字版と針を付けます。文字版が…

ケースに入れます。

ほぼ1円玉大です。

婦人物の手巻き腕時計です。

「TUGARIS」という名称ですが、また例によって不明です。
スイス機械時計産業が盛んな頃沢山の有名無名メーカーや
ブランドがあった名残?なのでしょうか。

17石なのですが使い方がちょっと変わっています。上記画像にもある様に、
3番車の地板側穴石が無いかわりにガンギ車の地板側受け石として
追加されています。中3針でコンパクトに設計するための策でしょうか。

文字版が…の続きですが、表面をキレイにしようと緑青を拭いてみたの
ですが、なんと「SWISS MADE」の「SWISS」の文字がごそっと
剥がれてしまいました。プリント文字ごと緑青浮きしている様です。

風防もヒビが入っていて外見は大変悪いです。が、中身はゆで卵の剥き身の
様に綺麗で機械も正確に動いています。製造年は解りませんが外見から
してそれなりに年月を経ていると思います。機械を外界から長年守り抜いた
故の劣化なのでしょうがケースや文字版といったインターフェイスの状態が
ここまでになってしまうと中身がまだ良いだけにやるせない感じです。まあ
機械を触っていることが面白いから別にいいんですけど。

合う風防が見つかったらまた小ネタとして付け替えてみようと
思います。でも17ミリほどでドームが深くて日付レンズ付きの物なんて
そうは見つからないかもしれませんが…。



風防入替え

合いそうな物が見つかりました。直径と高さが若干大きい物でしたので
削って合わせました。日付レンズはこの大きさではない方が見やすい感じです。
文字版の「SWISS」部分を剥がしてしまったのが何とも。
機械は調子良いだけに残念…。
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