■洗浄■
確認 洗浄液はベンジンを使用。出来れば「精密機械洗浄用」と銘打ってある方が揮発後が綺麗。ペットボトルに小分けしておきシャーレに適宜補充。ピンセットは右手にハケは左手に。ホゾ・カナ・石をハケで掃く様に洗浄する。テンプ・アンクル・輪列・時送り・香箱の順に洗浄する。洗浄後はよく乾かしておく。
受け石 洗浄後はケバ立ちの少ない布できれいに拭く。特にホゾの当たる側はキズミでカスなど残っていないか確認する事。
テンプ テンプ真のホゾをよく洗う。ヒゲは洗浄しないか又は油を落とす程度に浸すだけにする(変形するのでハケは当てない)。
アンクル・ガンギ車 アンクルは浸してすすぐ程度に。サオを持ってホゾをきれいに。
輪列 歯車は軸などを待たずに歯の部分を平たく持つ。ホゾをきれいに。歯の欠けなどを確認しておく。
押さえ・地板 穴石の油汚れをきれいに落とす。押さえと地板の接触面やネジ穴に古い油が黄色くこびりついている場合があり、これは念入りに落とす。
香箱 香箱を開ける時は、硬い木の台上で歯を下に蓋を上にして歯を持って押さえつける。パチンと音がして蓋が浮く。この時中のバネが飛び出さないよう蓋を軽く押さえながら行う。蓋が浮いたらピンセットを差し込んでバネと香箱本体を挟んでから蓋を外す。バネの巻き込み器具を持たない場合は無理に取り出さない。ピンセットで挟んだまま注意しながら念入りに洗う。
ケース ハンターケースの場合など開閉部のヒンジやリューズ穴の汚れをきれいに落とす。
針・文字版・ガラス蓋 材質によっては変色・変質するのでベンジンを使っては洗浄しない。汚れは軽く拭き取る程度にする。
使用後のベンジン 捨てずにジャムのガラス瓶など揮発しない容器にとっておく。香箱など汚れの多い部品の下洗いなどに使用する。